ここ数年に建築されたマンションには非接触システムのオートロック・エントランスが多く見られます。観察すると多くのビルではセンサーの周辺に傷がついていました。これはユーザーの鍵についているキーホルダーが付けるものと推察されます。ユーザーの不注意によるものというより、キートップ側にセンサーを埋め込むしか方法がなかった現状では、いたしかたない事でした。とはいえ、毎日さまざまな人が目にする部分なため、きれいに使っていただける方法はないか、模索していました。しかし先行して開発されていたキーキッスという商品をきっかけに、その解決策の一部を見いだしたのです。これはオプナスだけしかなしえない解決方法でした。
エントランスで鍵を開ける時はどんな気持ちですか?
不思議なものでエントランスにいる時、多くの人は気ぜわしい気持ちになっているようです。これは速く操作を終わらせたい、犯罪に巻き込まれたり、後ろの人に迷惑をかけたくないので、早くその場を離れたい気持ちの表れです。パスタッチでは3種類のICチップの形をご用意しましたので、ライフスタイルやエントランスの構造に合わせ、管理しやすく、操作しやすいタイプをお選びいただけます。これにより、持ち歩きのしやすさ=取出しやすさを加え、エントランスでのスムーズな動きを実現しました。
タッチする事を前提にした形
パスタッチの受信部は、前方に飛び出した半透明のプラスチックで構成されています。これは非接触といえど、操作の確実性のためにユーザーの方はタッチしている事が多く、これらを考慮した結果タッチのしやすい面を多く取ったデザインとしたのです。また半透明のボディはタッチ時のライト点灯を考慮している他に、取り付ける面の材質に左右されにくく、既存設備への導入のしやすさにも配慮したデザインとなっています。
さまざまな鍵の持ち方に対応しました
パスタッチは3タイプの形状でユーザーの鍵の持ち方に対応しています。標準的なMMX(キートップにセンサー埋め込み)タイプ、財布や定期入れにもしまえるカードタイプ。そしてキーホルダータイプはベルトホールやカバンの取っ手等に簡単に引っ掛けれるので、取出しやすくアクセスのしやすさをサポートしています。パスタッチキーはそれぞれのユーザーの生活シーンをイメージし、鍵への関わり方をデザインとして表しました。